【住みやすい都市No.1】シンガポールで日本人にお勧めの賃貸、居住・投資用不動産を多数ご紹介。
【重要】物件価格は2026年4月17日現在の為替相場(1SGD=125.10円)で換算表示

家探しにおいて、実際のお部屋の中を見られる内覧(内見)は、入居後の後悔を防ぐうえで非常に重要なプロセスです。ただ、シンガポールの賃貸契約では、一般的に退去の2ヵ月前から次のテナント募集を行うため、まだ居住者がいる状態で部屋の内覧が行われるケースが多々あります。
誰も住んでいない状態であれば時間をかけて内覧を行い、記録のための写真や動画の撮影、さらには不具合などがないか隅々までチェックすることが可能です。しかし、居住者がいる状態では時間をかけることが難しいうえに、プライバシーの観点から写真や動画の撮影ができない可能性もあります。
そこで今回は、居住者の有無にかかわらず、できるだけスムーズかつ的確に内覧が行えるよう、内覧時に必ず確認しておきたいチェックポイントをご紹介します。
シンガポールでは「現状有姿(As-is Where-is)」、つまり前の入居者が退去した時のままの部屋の状態で引き渡されるのが一般的です。「契約の締結=部屋の現状を受け入れた」と判断されるので、入居後に瑕疵や設備の不具合を指摘しても、オーナー負担で対応してもらえる可能性は低くなってしまいます。
そのため、内覧時に気付いた設備の不具合やひどい汚れなどはリストアップし、契約前に希望条件をリクエストする「意向表明書(LOI)」に、オーナー負担で対応してもらえるよう盛り込んでおく必要があります。
一応、こうした現状有姿のルールを緩和するため、契約書に保証期間(Warranty Period)として、「入居から最初の30日間に見つかった不具合については、全てオーナー負担で修理してもらう」といった条項を盛り込むのが通常ではあります。
とはいえ、シンガポールではたとえ入居者に過失がなくても、居住中に発生した小規模な設備修繕(マイナーリペア)の費用は、一定金額(1ヵ所当たり200~300SGD程度が一般的)までテナント側の負担になるのが慣習であるため、余計な費用負担のリスクは下げておきたいところです。
日本での内覧は、「自分の希望に合っているかを確認する機会」という意味合いが強いですが、シンガポールではそれに加えて、「部屋の状態に対して注文をつける機会」でもあるという認識を持っておく必要があるでしょう。
シンガポールでは、オーナー側がコンドミニアムにあらかじめ基本的な家具や家電製品を設置したうえで、賃貸募集を行うのが一般的です。そのため、内覧を行ううえでは、どの設備がオーナー提供によるもので、どの設備が現居住者のものかを確認しておく必要があります。
なお、オーナー優位の傾向はありますが、交渉次第では不要な家具・家電製品を撤去してもらい、自分で用意した家具・家電製品を持ち込めるケースもあります。
年間を通して温暖な気候のシンガポールにおいて、エアコンが正常に作動するかどうかは死活問題であるため、真っ先に状態を確認しておきたい設備と言えます。
内覧の際には、まずは各部屋のエアコンをオンにし、「しっかりと冷気が出ているか」「風の勢いはちゃんとあるか」「異音・異臭はないか」などをチェック。また、最も重要な点として、エアコン周りにカビや水漏れの跡がないかどうかの確認は、健康面への影響も懸念されるため必ず行いましょう。
なお、シンガポールの賃貸契約では、3ヵ月に1回の専門業者によるエアコンの定期清掃を行うことが借主に義務付けられているのが一般的です。その際に業者から発行されるサービスレポート(作業報告書)は、きちんと手入れされてきたエアコンなのかを把握するうえでの参考資料になるため、可能であれば入居者に確認させてもらいましょう。
設置から10年以上経過しているような古いエアコンの場合、突然の故障のリスクが跳ね上がるため、特に注意が必要です。エアコンが明らかに黄ばんでいて劣化が進んでいる様子が見受けられたり、異音がしたりするような場合には、思い切って物件オーナーに入居前の交換を交渉してみたり、LOIに「オーナー負担によるケミカル洗浄の実施」あるいは「エアコンの故障のみ、マイナーリペアの対象外とする」といった条件を盛り込むことも検討する必要があるでしょう。
エアコンはシンガポール生活で最も重要といっても過言ではない設備なので、もしオーナー側がこちらの要望に対して全く耳を傾けない姿勢であれば、その物件は見送ってしまった方がいいかもしれません。
シンガポールのコンドミニアムは、日本と違って水圧が安定していないのが一般的です。高層階や築年数の古い物件は水圧が弱くなりがちなほか、同じ部屋の中でもキッチンシンクの蛇口、洗面台の蛇口、バスルームのハンドシャワーなど、場所によって水圧の状況が異なることがよくあります。
シンガポールでの生活においては、ある程度は水圧の弱さを甘受する必要があるものの、内覧の際には「各蛇口の水圧」や「複数個所で同時に水を出しても水圧が維持されるかどうか」などは確認しておく必要があるでしょう。
もし水圧が物足りないという場合、バスルームのハンドシャワーについては、節水仕様のヘッドに交換することで体感的な水圧を少し強めることができるため、事前にオーナーに交換の許可を得ておきましょう。
水圧を確認するのに併せて、お湯が正常に出るかも確認しておきましょう。その際、シンガポールのコンドミニアムの大半に導入されているWater Heater(電気式)タイプの給湯器では、電源を入れてから高温になるまで10~20分程度かかるため、内覧の最初に操作しておく必要があります。
部屋の中を一通り確認した頃にはお湯が出るようになっていると思いますので、「ちゃんと温かいお湯が出るのか」や「最初だけ温かくてすぐにぬるくならないか」などをチェックしておきましょう。もし、給湯状況に明らかな異常がある場合、入居前に修理あるいは交換してもらうことを契約の条件に盛り込むといいでしょう。
また、Water Heaterタイプの場合、水を温めるためのタンクが天井裏に設置されているため、「天井に水漏れの跡と思われるシミがないか」を確認するのも忘れずに行いましょう。加えて、過去に水漏れがあったかどうかも、オーナー側のエージェントに確認しておくことをおすすめします。
シンガポールのコンドミニアムのトイレは、配管が細かったり、水圧が弱かったりする影響で、1回の排水では流しきれないケースが多々あります。排水力が著しく弱いと詰まりが生じやすく、後々大きなトラブルに繋がるリスクがあるため、事前に確認しておきましょう。
確認するうえでのポイントは、水を流した際の「水位の下がり方」。水位の低下がゆっくりな場合、配管の詰まりなどが生じている可能性があります。また、流れ終わった後に「ゴボゴボ」と大きな音がする場合も、通気管や下水管に問題を抱えていることが懸念されます。この他、「便器周りから水が染み出していないか」や「水漏れの跡がないか」なども併せて確認しておきましょう。
トイレのトラブルは不衛生なだけでなく、修理や交換の工事も大掛かりとなりやすいため、将来のリスクは減らしておきたいところ。排水力に問題を感じるようであれば、入居前に配管清掃を実施してもらう要望を出すことも検討しましょう。
シンガポールのコンドミニアムの多くは、部屋の中あるいは廊下などの共用部にダストシュートが設置されています。ダストシュートは手軽にごみを捨てられる便利さがある一方、害虫の発生リスクもあるため、その設置状況を確認しておくことは大切です。
部屋の中にダストシュートがある場合、「扉のゴムパッキンがしっかり付いていて気密性が保たれているか」は確認しておきたいところ。もしゴムパッキンの状態に問題があるようなら、入居前にゴムパッキンを交換してもらうことを条件に盛り込みましょう。
一方、共用部にある場合、オーナーに何か対応を求めることはできませんが、同じフロアの住人による使われ方を見ておくと、害虫発生のリスクなどを推測する材料になるかもしれません。
ガスコンロが設置されている物件の場合、「全ての着火装置が正常に作動しているか」や「着火後、炎が安定してついているか」などを確認しましょう。一方、IHコンロの場合、対応の鍋やフライパンを上に置かないと作動しませんが、最低でも電源のオン・オフがちゃんとできるかどうかは確認しておきたいところです。
ガスコンロもIHコンロも修理や交換は大掛かりとなるため、もし古くて故障のリスクがありそうであれば、契約の条件として新しいものに交換するよう交渉してみてもいいかもしれません。
また、キッチンコンロの確認と併せて、換気扇のチェックも行いたいところ。「吸引力が正常かどうか」や「フィルターの汚れがひどくないか」を確認し、状態が悪い場合には、事前の洗浄を要望することも検討しましょう。
冷蔵庫に関しては、「きちんと冷えているか」や「衛生面に問題はないか」を必ず確認しましょう。また、「ブーン」という音が異常に大きい場合、コンプレッサーの寿命が近づいている可能性があるため要注意です。
なお、最近のコンドミニアムで増えているビルトインタイプの冷蔵庫の場合、万が一、故障などで交換が必要になってしまうと、新たな冷蔵庫の手配に数ヵ月を要したり、工事も大掛かりなものとなって費用が数千SGDと高額になるケースもあるため、確認はより慎重に行う必要があります。
特にキッチンキャビネットと一体型の場合、開閉時の負担でドアのガスケット(冷気の漏れを防ぐゴムパッキン)が劣化しやすい状況にあります。隙間が生じることで冷凍庫に霜が発生し、それが原因で冷蔵庫が冷えないことがありますので、ガスケットを含めたパーツの劣化状況には注意が必要です。
高額設備であるため、実際に故障するまで交換したがらないオーナーが多いですが、冷蔵庫内のクリーニングなどは交渉の余地が十分にあるでしょう。
近年建設されたコンドミニアムはコンパクトな設計となっているため、ドラム型の洗濯乾燥機が主流となっています。日々の生活に欠かせない必需品のため、実際の使用を想定してチェックを行うことが重要で、「入居人数に対して洗濯・乾燥の容量が足りるか」や「コントロールパネルが正常に動くか」は確認しておきましょう。
また、衛生面の確認も重要で、「内部のゴムパッキンに過度な汚れやカビがないか」や「カビ臭を感じないか」などは必ず確認しましょう。加えて、「洗剤投入口にカビや古い洗剤のカスがないか」も忘れずにチェックしておきたいところです。
洗濯乾燥機内に過度な汚れやカビ臭がある場合、洗浄・消毒をするよう要望を出しましょう。一方で、比較的高額な設備であるため、故障などがない限り、既存の洗濯機をそのまま使って欲しいとするオーナーが多く、交換の要望が通る可能性はあまり高くないでしょう。
周囲に工事現場や線路、高速道路などがある場合、閉鎖された部屋の中では気にならなかったのに、窓を開けると騒音が気になるケースはよくあります。バルコニーのある部屋であれば、実際にバルコニーに出て周りの状況を確認しましょう。また、近くで工事が行われている場合は、粉じんなどの影響も懸念されるため、バルコニーの汚れなども併せて確認しておくと良いでしょう。
なお、シンガポールはコンドミニアムでペットの飼育は禁止されておらず、部屋を所有するオーナーの許可があれば飼育可能です。ペットの鳴き声が気になる方の場合、バルコニーや廊下で少し耳を澄ませてみて、近くの住戸から鳴き声などが聞こえてこないかを確認してみてもいいかもしれません。
シンガポールの高層コンドミニアムに住む場合、特に小さなお子様のいるご家庭であれば、バルコニーの転落防止策の確認は必須事項と言えるでしょう。
しっかりと対策がとられているお部屋の場合、バルコニーに「インビジブル・グリル」と呼ばれる細いワイヤー状の格子が設置されており、物理的に手すりから乗り出せないようになっています。
一方で、コンドミニアムによってはインビジブル・グリルの設置を認めていないケースもあり、その場合には「ローラーブラインド」が対策としてよく用いられています。こちらは本来、日よけのためのものですが、手すりの上の空間をブラインドで塞ぐことで、心理的にバルコニーの手すりを乗り越えにくくする効果があります。
ここまで見てきたように、シンガポールにおける内覧は、お部屋の設備状況を直接確認し、オーナーに改善を促すことができる最初で最後の貴重な機会です。
とはいえ、なんでもかんでも修繕や交換を要求してしまっては、オーナー側から契約を拒否されるリスクもあるため、テナント側も優先順位をつけながら、節度をもった要求を行う必要があります。
フォーランドリアルティネットワークでは、内覧の手配やアテンドはもちろんのこと、オーナーに提出するLOIにどのように条件を盛り込むかなどのお手伝いもさせていただきます。シンガポールでこれから家探しを始める方は、是非お気軽にご相談ください。
シンガポールでの家探しが終わり、いよいよ待ちに待ったご入居の時。ご入居にあたっては、物件オーナーあるいはオーナー側のエージェントの立ち会いの下、「Handover(ハンドオーバー)」呼ばれる鍵の引き渡し手続きが行われます。また、その際には、備え付けの家具・備品等の状態を記し...[記事全文]
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もちろん、何も事前準備をせず、弊社のような不動産エージェントにお部屋探しを丸投げすることもできなくはありません。しかし、...[記事全文]
常夏の国だけど洗濯乾燥機は必須
ほぼ赤道直下に位置するシンガポールは、年間を通して平均気温が27~28℃という常夏の国です。日差しも強いため、洗濯物は乾きやすそうなイメージがありますが、実はイメージとは正反対に洗濯物の乾きは悪く、シンガポールで生活するなら洗濯乾燥機は必須...[記事全文]
投稿更新日:2026年03月31日



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