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シンガポール不動産コラム(詳細)

2026.04.16 NEW
シンガポール賃貸・入居マニュアル|トラブルを防ぐハンドオーバーのポイント

シンガポールでの家探しが終わり、いよいよ待ちに待ったご入居の時。ご入居にあたっては、物件オーナーあるいはオーナー側のエージェントの立ち会いの下、「Handover(ハンドオーバー)」呼ばれる鍵の引き渡し手続きが行われます。また、その際には、備え付けの家具・備品等の状態を記した「Inventory List(インベントリー・リスト)」を基に、お部屋や設備の現況の最終確認も併せて行います。

このインベントリー・リストにサインをすると、そのリストに記載された設備状況を受け入れたと判断されます。そのため、仮にリスト漏れしていた汚れや傷があっても、それをサイン前にきちんと指摘し、ご自身でも写真や動画で記録するなどしておかないと、借主が入居した後につけたものと判断され、退去時などに修理費用が請求されてしまう可能性があります。

ハンドオーバーは、入居後のトラブルや退去時のデポジットの不当な没収を避けるための「最終防衛戦」とも言える重要なイベントです。そこで今回は、ハンドオーバー時に必ず確認しておきたい、主要な設備のチェックポイントをご紹介したいと思います。

お部屋全体のチェックポイント

エアコンの動作確認

ハンドオーバーのためにお部屋に入ったら、真っ先にエアコンを全てオンにして、問題なく冷風が出ているか確認しましょう。また、併せてエアコンの台数分のリモコンが提供されているか、リモコンが正常に使用可能か、液晶漏れなどがないかを確認し、液晶漏れで表示内容が判別できないものは新しいものへの交換を依頼しましょう。使用に問題なかったとしても、液晶漏れがあれば写真で記録しておくことをおすすめします。

なお、しばらくエアコンを稼働させると、冷風が出なくなる、水漏れが起きる、途中で止まってしまう、ブレーカーが落ちてしまうといったことが発生することもあります。オーナー側もしくは前のテナントが退去時に実施したエアコンのメンテナンスレポートを見せてもらい、特に不具合などが指摘されてないことを念のため確認しておきましょう。

この他、盲点となりがちなのが室外機です。エアコンメンテナンスは部屋にあるエアコンのクリーニングは行うものの、特に異常などがなければ外の室外機のクリーニングは行わないことが一般的です。そのため、過度な汚れなどがある場合は、オーナー側に室外機のクリーニングを依頼しましょう。

壁のコンディション確認

壁に汚れや傷、絵画を飾った際に取り付けたフックの跡などがある場合は、写真で記録を残して退去時に責任を問われないようにしましょう。

なお、壁がきれいに塗り直されている場合、ご自身の退去時にも同様に塗り直しを求められる可能性があります。費用面などがご心配であれば、参考としてオーナー側エージェントに実際に塗り直しを行った時の領収書を見せてもらうといいでしょう。また、実際に塗り直しを求められたとしても、全額テナント負担ではなく、オーナーと双方負担にするなどの交渉余地はあります。

大理石のコンディション確認

シンガポールは高温多湿な環境のため、お部屋のリビングや廊下などの床は大理石となっていることがほとんどです。しかし、大理石は物理的な衝撃にあまり強くないため、家具を直置きすると移動した際にキズがついたり、重いものを落とすと欠けてしまったりすることがよくあります。そのため、キズや汚れなどがある場合は、ハンドオーバー時に写真で記録を残すことが大切です。

例えば、すでに大理石が欠けてパテ埋めなどがしてある場合、時間の経過とともにそのパテが剥がれることがありますが、オーナーによっては退去時にその修繕を求めてくるケースがあります。そのような際に、こちらに何も記録がないと交渉が難航しますが、記録を残しておけば、入居前からある欠けの再発でこちらに落ち度はないという主張もしやすくなります。

フローリングのコンディション確認

シンガポールのコンドミニアムでは、ベッドルームの床はパーケットフローリング(寄木細工)になっていることがほとんどです。湿度が高い環境でエアコンを使用するため、木材の伸縮によって隙間が生じたりすることがある点は注意が必要です。

また、家具の移動によってキズもつきやすく(特にローラー付きの椅子はプロテクターの使用を推奨)、キズが酷い場合には退去時に研磨を求められる可能性もあるため、入居時のコンディションとして気になる箇所は写真で記録しておきましょう。

バルコニーのコンディション確認

お部屋にバルコニーがある場合、キズや破損、排水溝の詰まり、害虫の痕跡などがないか入念にチェックしましょう。また、バルコニーによっては、電源コンセントや水道蛇口が設置されているがありますが、使わないからといってそのまま放置し、退去時に問題が判明した場合、その修理代を請求される可能性もあるため、入居時に使用可能かどうか必ずチェックしておく必要があります。

カーテンのコンディション確認

基本的にカーテンは設置されているものを使い回すため、テナントが入れ替わるタイミングでドライクリーニングが行われます。そのため、前のテナントまたはオーナー側でドライクリーニングを行ったことを確認できるよう、領収書などの証明書類を見せてもらいましょう。

なお、ドライクリーニングの繰り返しによってカーテンが擦り切れていたり、落としきれないシミや汚れが残っていることはよくあります。そのため、ドライクリーニングがきちんとされていたとしても、そうした汚れや劣化は写真で記録に残しましょう。あまりにも擦り切れがひどい場合、入居の段階で新しいものに交換してもらうよう依頼するのも選択肢のひとつです。

水回りの確認

限られたスペースの中を複雑に配管が通っているつくりが多いため、排水時の詰まりが発生しやすいです。排水スピードが極端に遅い場合、配管の詰まりが発生している可能性があるため、オーナー側に対応を依頼しましょう。

また、デザイン性の高い蛇口が使われている場合、経年劣化によって蛇口や排水管からの水漏れが発生しやすく、しばらくは全ての水道で状況観察が必要です。特に、シンク下や洗面台下のキャビネットに水漏れの跡があった場合はその可能性が高まるため、早めに対処してもらいましょう。

照明器具の確認

シンガポールのコンドミニアムには、リモコンまたは壁のスイッチのON/OFFの繰り返しで色合いが変わるタイプや調光可能なタイプ、ファン一体型の照明など、多様な種類の照明器具が設置されています。使用方法の確認と併せて、正常に稼働しているかどうかをチェックしましょう。

なお、近年ではLEDタイプの照明が主流ですが、一部の古いコンドミニアムでは蛍光灯や白熱電球が使われていることがあります。現在、蛍光灯や白熱電球はあまり販売されていないため、こうした照明タイプの物件の場合には、電球が切れた際に照明自体をLEDタイプに交換してもらえるよう、事前にオーナー側にリクエストしておくのも良いかもしれません。

玄関周辺のチェックポイント

ドアベルの確認

シンガポールでは、物件を開発したデベロッパーが、玄関脇のドアベルのボタンとその配線の設置までは行ってくれるものの、ボタンの押下を受信して室内に知らせるレシーバーの設置は、物件オーナーに委ねられているのが一般的です。そのため、まれにレシーバーが設置されていない物件があります。その場合、別途レシーバーを設置してもらうか、代替品としてワイヤレスのドアベルセットを提供してもらいましょう。

一方、レシーバーが設置されている場合には、きちんとブザーが鳴るかを確認しましょう。レシーバーは電池式のものが多いため、もし音が鳴らない場合には、故障の可能性のほかに、バッテリー切れの可能性も考えられます。

インターコムシステムの確認

インターコムシステムは、ドアベルが鳴った際に訪問者と会話したり、オートロックの解除をしたりするための設備です。シンガポールのコンドミニアムのインターコムシステムは、大きく分けて以下の3タイプがあります。

【1】部屋の中に受信機(受話器タイプ or スクリーンタイプ)があり、受話器や画面越しに訪問者との会話やオートロックの解除ができるタイプ

【2】訪問者がインターコムを使用すると事前に登録した携帯電話番号へコールされ、「#」など特定のキーを押すことでオートロックの解除ができる「テレフォニーシステム」と呼ばれるタイプ

【3】訪問者がインターコムを使用すると、スマートフォンの専用アプリから通知が来て、特定の操作を行うことでオートロックが解除できるタイプ

近年はスマートホーム化が進んでおり、専用のアプリを使ってオートロックを解除することが多くなっていますが、古いコンドミニアムなどの場合は、受話器タイプやスクリーンタイプの受信機を使っているケースがあります。

年数の経過とともに故障などの不具合で正常に使用できないことがあるため、ハンドオーバーの際には、オーナー側エージェントにインターコムを使ってもらうなどして、受信機が正常に稼働しているかの確認が必要です。

アクセスカード(ファシリティカード)の確認

多くのコンドミニアムでは、エレベーターロビーのオートロックの解除やエレベーターのボタン操作、各種共有施設へのアクセスに、専用のアクセスカード(ファシリティカード)が使用されています。コンドミニアムで生活するうえで必要不可欠なものとなるため、正常に使用できるかどうかの確認が必要です。

なお、コンドミニアムの管理上、このカードは1部屋に対する発行上限が決まっているのが一般的です。紛失したり破損で使用不可となった場合には、既存のカード番号を無効化してから新しいカードの発行となります。

玄関のデジタルロックの確認

シンガポールのコンドミニアムでは、築年数が新しい物件ほど、玄関の鍵には旧来型のシリンダー錠ではなく、デジタルロック(カード、暗証番号、指紋認証、虹彩認証など)が採用されています。

デジタルロックは電池式となるため、バッテリー切れには注意が必要です。バッテリーが切れが近いと通知音が鳴ったり、ランプが点灯したりするものもあるので、あらかじめご自身の家のデジタルロックのタイプを把握しておくといいでしょう。

万が一バッテリー切れになって家に入れなくなってしまった場合には、物理キー(エマージェンシーキー)で解錠する必要があります。ただ、この鍵は通常1本しかなく、借主には渡さずにオーナー側が保管しているケースも多いため、管理状況は確認しておきましょう。

なお、近年のデジタルロックはスマホと連動するタイプもあり、操作方法がかなり複雑になるため、入居時にオーナー側に説明書の提供を必ず依頼しましょう。

ブレーカーの確認

シンガポールのコンドミニアムのブレーカーは、玄関近くに設置されているのが一般的です。予備として使用されてないブレーカー以外は、基本的に全て上げておくようにしましょう。

なお、ブレーカーボックスの扉には配電図があり、どの電源ポイント(例:冷蔵庫、洗濯機など)がどのブレーカーを担当しているかわかるため、万が一、ブレーカーが落ちた際の原因の特定に役立ちます。

インターネットのアクセスポイントの確認

シンガポールのコンドミニアムには、光ファイバーの設備が整っており、通常そのアクセスポイントはブレーカーがある場所に併設されていることが多いです。インターネットサービスプロバイダー(ISP)に申し込みを行うと、テクニシャンがモデムの設置や初期設定を行ってくれます。

ただし、小さい間取りの部屋であればモデム兼ルーター1台をそこに設置し、部屋全体でWi-Fiがカバーできるものの、大きな間取りの部屋の場合は十分にカバーすることができず、代わりに各部屋へ分岐するLANポイントがあるケースがあります。

この場合、特定の場所(例:リビングやマスターベッドルームなど)にルーターを設置することになりますが、まれにこの配線の不具合で信号が届かないケースがあります。これについては入居時に特定することは難しいですが、ルーター等の設置後に判明した場合には、オーナー側に対応を検討してもらいましょう。

キッチン周辺のチェックポイント

ガスコンロの確認

全てのガスコンロの点火装置(イグナイター)が正常に作動しているか、点火後の炎が安定しているか、しばらく炎をつけた状態でも消えることがないかなどを確認しましょう。ガスコンロによっては点火装置が電池式のタイプもあるため、その場合にはバッテリー切れの可能性も疑う必要があります。

点火装置が正常に作動しない場合、オーナー側からチャッカマンなどの使用を求められることがあります。しかし、思わぬ事故となる可能性もあるため、できる限り修理もしくはガスコンロ自体の交換をオーナー側に依頼しましょう。

なお、ガス自体の供給がない場合は、City Energyで開通手続きが行われているかを確認し、開通に問題がない場合は元栓のコックが開いているかを見てみましょう。一部のコンドミニアムでは、換気扇を使用しないとガスが供給されないこともあります。

IHコンロの確認

IHコンロの場合、安全機能としてIH対応の鍋を置いていないと使用できないのが一般的です。そのため、IHコンロが正常に稼働するかを確認するには、それらを準備しておく必要があります。その際、鍋の置き場所を示す円のサイズよりも極端に小さい鍋などだと反応しない場合があるため、面倒ではありますが一般的なサイズのものを準備しましょう。

また、長らく使用されたIHコンロは、吹きこぼしによる汚れやキズがあることも多いため、それらは写真等で記録として残しておくといいでしょう。

換気扇の確認

シンガポールのコンドミニアムには、すでに換気扇の間口が大きくとられていてボタン操作のみで作動するタイプや、換気扇を手前に引き出すことで稼働するタイプなど、間取りやスペースに合わせた換気扇が設置されています。引き出し式の場合、ボタンの位置が見つけにくいケースもあるため、操作方法と併せてハンドオーバー時にエージェントに確認しておくといいでしょう。

なお、シンガポールでは退去時に借主負担で換気扇のフィルター交換を行い、その証明として領収書などの提出を求められるのが一般的です。そのため、入居にあたっては、オーナー側から前のテナントがちゃんとフィルター交換を行った証明を見せてもらうようにしましょう。

食洗機の確認

ビルトインタイプの食洗機の場合、専用の固形洗剤を使用しなければならないケースがあるため、使用方法などと併せてオーナー側に確認しましょう。また、過去のテナントのメンテナンス状況によっては、内部に臭いが残っていたり、排水口に汚れなどが詰まって正常に稼働しない場合があるため、ハンドオーバー後の可能な限り早い段階で食洗機を使い、不具合などがあればすぐにオーナー側に報告しましょう。

この他、ビルトインではなくヤードに洗濯機などと一緒に設置されている場合は、電源ポイントの確認(特にタコ足配線になっている場合は注意)や排水の仕方など、設置方法に問題がないかを確認し、将来的なトラブルに備えて現況を写真で記録しておきましょう。

オーブンの確認

ハンドオーバーの際に、オーブンを稼働させてもブレーカーが落ちないかを確認しましょう。特に、キッチンキャビネットにビルトインされているタイプの場合、長期間使用していないと内部に湿気が溜まりやすく、久しぶりに使用するとブレーカーが落ちることが頻繁にあります。

オーナー側からメンテナンスとして定期的な利用(月1回程度)を求められることもありますので、調理をしない場合でも10~20分程度は空焚きするようにしましょう。また、使用しない場合でも退去時にパーツの有無を指摘されることもあるため、入居時点の状態をパーツを含めて写真で記録しておくことをおすすめします。

冷蔵庫の確認

冷蔵庫については、庫内の冷え具合や衛生面、異音の有無、ドアの密閉パッキンの状態などは最低限確認しておきましょう。その際、特に気を付けたいのが、近年の住宅のコンパクト化に伴い増えてきているビルトインタイプの冷蔵庫です。

ビルトインタイプの冷蔵庫の場合、故障した時の修理や交換の難易度が高く、費用も時間も独立タイプのものより圧倒的にかかってしまいます。そのため、少しでも不具合が疑われる場合には、早めにテクニシャンの手配をオーナー側に依頼する必要があります。

ベッドルームのチェックポイント

クローゼットの確認

シンガポールのコンドミニアムでは通常、ベッドルームにはクローゼットが標準で設置されています。日常的に扉や引き出しの開け閉めを繰り返す設備であるため、経年劣化によって開け閉めがしづらくなったり、ソフトクローズと呼ばれる機能が上手く働かなかったりするケースは多く、忘れずに確認する必要があります。

なお、引き出しには鍵がついていますが、その鍵を紛失しないようにと刺したままの状態にし、何かのキッカケで折れてしまうというケースがまれに見られます。こうなると鍵穴自体を交換しなければならないため、面倒でも鍵は別の場所で保管しておくのが無難です。

バスルームのチェックポイント

ウォーターヒーターの確認

シャワーやバスタブのお湯を電気で温めるタイプの場合、正常に稼働しているかどうかを確認するため、ウォーターヒーターのスイッチをオンにした後、しばらくお湯を流して温かくなっているか確認しましょう。また、通常ウォーターヒーターは天井裏に設置されているため、天井に水漏れの跡がないかも併せて確認する必要があります。

もし水漏れの跡があった場合は、過去にウォーターヒーターで不具合があったかをオーナー側に確認しましょう。過去のテナントからそのような報告がないようであれば、現在も水漏れしている可能性があるため、すぐにオーナー側に対応を依頼しましょう。

洗面台のストッパーの確認

洗面台に水を溜める際に利用するストッパーには、栓をプッシュして開閉するタイプや蛇口の裏のレバーで開閉するタイプがありますが、いずれも経年劣化で破損しやすいものとなります。ストッパーを使わないからといって入居時の確認を怠ると、退去時に問題が判明した場合にテナントの責任とされることがあるため、必ず確認するようにしましょう。

トイレの確認

デザイン性重視でトイレのタンクを背面の壁の中に入れるタイプが主流となっていますが、このタイプはタンクの容量が小さく、一度に流れる水も多くないのが実情です。日常使用に問題ないレベルかどうかは個人の主観となりますが、ハンドオーバー時に必ず水を流して、十分な水量かどうかを確認しましょう。また、トイレ周辺の壁や床などに水漏れがないかも併せて確認し、水漏れの跡がある場合などはすぐにオーナー側に対応を依頼しましょう。

加えて、シンガポールでは水洗はボタン式が一般的ですが、こうしたボタンは経年劣化で壊れやすく、正常に機能しない場合は常に水が流れ続けることもあるため注意が必要です。

なお、近年建設されたコンドミニアムでは、ウォシュレットが標準設置されているものもあります。日本では馴染みのないブランド・形状のものも多いため、使用しない方も多いようですが、その場合でも後々のトラブルを避けるため、操作パネルなどが正常に作動するかを確認しておきましょう。

一方、比較的古いコンドミニアムのトイレにはウォシュレットは標準設置されていませんが、まれにオーナーもしくは前のテナントが後付けした簡易タイプ(手動式)のエコウォッシャーが設置されていることがあります。この場合、インベントリー・リストに記載があるかを確認しましょう。もし記載がない場合、故障時にオーナーに対応を求めることはできませんが、その代わり故障があっても借主側で対応の必要がないこともオーナー側に確認をとっておきましょう。

シャワーの確認

ハンドシャワーは、ヘッドとホースの接続部から水漏れすることが多いため、しばらく水を流して漏れがないことを確認しましょう。また、海外から水を輸入しているシンガポールでは節水の意識が強く、水圧を下げるフィルターを使って意図的に水圧を抑えています。そのため、水圧が気になる場合には、オーナーに確認したうえで節水仕様のシャワーヘッドに交換しましょう。その際には、必ずオリジナルのヘッドは退去時まで残しておく必要があります。

この他、ハンドシャワーとは別にレインシャワーがついている場合は、レインシャワーの穴から均一に水が出ているかを確認しましょう。しばらく使用しないと目詰まりして均一に出ないことがあるため、普段使用しない場合でもたまにレインシャワーから水を流すことが必要です。また、ハンドシャワーとレインシャワーを切り替えるパーツも経年劣化で破損しやすいため、切り替えが正常にできるかも確認しましょう。

バスタブの確認

ほとんどのお部屋で日常的にバスタブが使用されることがないため、バスタブの底が錆ついて穴が空きそうになっていたり、ストッパーが正常に稼働しない場合があります。少ない量でいいのでバスタブに水を張り、しばらくしても水位が下がらないことを確認しましょう。

なお、バスタブの壁には、バスタブの底などを確認するためにアクセスパネルがあります。通常はシリコンなどで周囲がコーキングされていますが、コーキングが劣化するとパネルが外れやすくなり、場合によってはパネルが落ちて割れてしまう可能性もあるため、しっかりと固定されているかどうか確認しましょう。

オーナーから提供されている家具・家電製品のチェックポイント

家具の状態の確認

シンガポールでは、基本的な家具は設置した状態で賃貸募集に出されるのが一般的です。ご自身の入居以前から使用されている家具を引き継ぐ場合、汚れやキズなどがないかを確認するとともに、その状態を写真などで記録として残しておきましょう。

特に、ソファーやベッドのマットレスが汚れている場合、不衛生であるため、できれば交換依頼、最低でもスチームクリーニングは依頼したいところです。

一方、テナントのリクエストによって新品の家具が提供されている場合、組み立て時にキズがついたり、組み立て方が不十分なケースがあります。その場合は、オーナー側経由でサプライヤーに対応を依頼しましょう。

家電製品の状態の確認

シンガポールでは家具と同様に、基本的な家電も設置された状態で賃貸募集に出されるのが一般的です。ご自身の入居以前から使用されている家電製品を引き継ぐ場合、マニュアルの有無を確認するとともに、主電源のオン/オフだけではなく、実際に使用してみて不具合などがないかを確認しましょう。

また可能であればいつ購入したものかを確認し、保証の有無も確認するようにしましょう。一般的な家電製品の耐用年数は10~15年と言われていますが、10年を経過したものはメーカーに修理パーツの在庫がないといったケースもあります。そのため、あまりにも古い場合には、故障時にオーナー負担で新しいものに交換してもらうことを交渉してみましょう。

一方、テナントのリクエストによって新品の家電製品が提供されている場合は、初期不良がないか1週間程度は様子を見ましょう。万が一の際にサプライヤーに回収してもらえるよう、購入時の空き箱はしばらく残しておくことをおすすめします。また、保証期間がメーカーの1年のみか、オーナー側が購入時に延長保証をつけているかどうかも併せて確認しておくといいでしょう。

一方、テナントのリクエストによって新品の家具が提供されている場合、組み立て時にキズがついたり、組み立て方が不十分なケースがあります。その場合は、オーナー側経由でサプライヤーに対応を依頼しましょう。

その他のチェックポイント

マネジメントオフィスの場所や連絡先の確認

シンガポールのコンドミニアムの大半には、スタッフが常駐しているマネジメントオフィスがあります。居住者は入居後速やかにここで居住者登録(賃貸契約書、パスポート、就労ビザが必要)を行う必要があるため、一度訪問して場所や営業時間、連絡先などを確認しておきましょう。

一方、マネジメントオフィスがないコンドミニアムの場合、オーナー側エージェントから管理会社(MCST)の連絡先を聞いて、Eメールなどで必要書類を提出して居住者登録を行いましょう。

レジデントアプリなどの利用方法の確認

現在、シンガポールのほとんどのコンドミニアムでは、レジデントアプリ(iCondoやiPlusLivingなど)の導入が進んでいます。アプリ上で引っ越し業者の搬出入の申請や、テニスコートなど共有施設の予約ができるほか、訪問時のインターフォン機能まで兼ねているものもあります。便利な機能を使いこなすためにも、利用方法はしっかりと確認しておきましょう。

ダストシュート以外のごみ捨て場の確認

日常的なごみはお部屋などに備え付けられたダストシュートから捨てることが可能ですが、ダストシュートに入りきらないサイズのものは、コンドミニアムのダストビンセンター(ごみの集積場)に持ち込む必要があるため、場所を確認しておきましょう。なお、マットレスなどの大型のものは、専用の回収業者に依頼するよう求められる場合があるので、事前にマネジメントオフィスに確認する必要があります。

ペストコントロール実施日時の確認

シンガポールのコンドミニアムでは、1~2ヵ月に1回程度の頻度で定期的なペストコントロール(害虫駆除)が行われるのが一般的です。ペストコントロール時には害虫駆除用の白煙を撒くため、窓を閉めてお部屋に煙が入らないようにするためにも、日程の確認は不可欠です。

また、ダストシュートにも行うため、害虫が煙から逃げてダストシュートの扉の隙間からお部屋に入り込まないよう、扉をテープなどで目張りすることもひとつのアイデアとなります。

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投稿更新日:2026年04月16日

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