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シンガポールへの赴任が決まり、大切なペットと一緒に新生活を始めたいとお考えの日本人駐在員の方も多いと思います。シンガポールでもペット人気が上昇傾向にある中、ドッグランが整備された公園やペット連れ可の商業施設も増えてきており、愛犬などと楽しい時間を過ごしていただけます。
その一方で、シンガポールにペットを連れていくためには様々な準備が必要なほか、日本にはない独特なルールや注意点も存在します。事前にしっかりと確認し、できるだけスムーズに大切なペットとのシンガポール生活をスタートさせられるようにしましょう。
日本からシンガポールにペットを連れていくためには、事前に揃えなければいけない書類や必須の検査などが多くあります。一般的に準備期間として半年程度は見ておく必要があるとされるため、ペット連れでの渡航を考えている方は、速やかに準備を進めていくことが必要です。
シンガポールには、国立公園局傘下の動物・獣医サービス事務局(AVS)が許可していない犬種・猫種のペットを連れていくことができません。日本でも馴染みのある犬種も一部含まれているため、注意しましょう。
【許可されていない犬種】
ピットブル(アメリカン・ピットブル・テリア、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア、アメリカン・ブルドッグ)、秋田犬、土佐犬、ボーボエル、ドゴ・アルヘンティーノ、フィラ・ブラジレイロ、ナポリタン・マスティフ、ペロ・デ・プレサカナリオ、上記犬種の交配種
【許可されていない猫種】
第1世代~第4世代のベンガルまたはサバンナキャットの交配種
シンガポールでは、コンドミニアム全体としてペットの飼育を禁止しているケースはあまり多くなく、個々のユニットオーナーの判断に依存するケースが一般的です。そのため、同じコンドミニアム内でも、あるユニットではペットの飼育が認められ、別のユニットでは不可ということはあり得ます。
また、シンガポールでは、ひとつの家が飼育できる犬・猫の数に制限が設けられています。コンドミニアムの場合、犬・猫合わせて最大3匹までとなっているため、たくさんのペットを飼っている方は注意が必要です。
ペット可のコンドミニアムを探したり、オーナーと条件交渉を行うのは容易ではありませんが、弊社では物件探しの際にペットの数や種類、ご希望の周辺環境などを事前にお伺いし、条件に合う理想のコンドミニアムをお探しいたします。
シンガポールでは、ペットにマイクロチップの装着が義務付けられています。日本でも、2022年6月以降に販売された犬や猫には、マイクロチップの装着が義務付けられてますが、それ以前から飼っている場合には装着義務がないので対応が必要です。
マイクロチップの装着は、後述する予防接種やライセンスの申請を行う前に必要な手続きとなりますので、日本の動物病院でなるべく早いうちに装着を済ませておきましょう。
シンガポールで犬や猫を飼うためには、狂犬病のワクチン接種を2回済ませる必要があります。初めての場合は生後91日以降、2回目の場合は1回目の接種から30日以上空けなければなりません。
また、狂犬病の予防接種が2回済んだら抗体検査を行う必要があります。日本では、一般財団法人生物科学安全研究所(RIAS)が検査サービスを行っていますので、2回目の接種後7~14日頃に動物病院で採血を行い、申請書とともに送付しましょう。
この他、犬の場合にはジステンパーウイルス感染症、犬アデノウイルス1型、パルボウイルス感染症のワクチン接種、猫の場合には猫カリシウイルス、猫ヘルペスウイルス1型、猫汎白血球減少症のワクチン接種も行う必要があります。
後々の手続きにおいて、予防接種証明書や抗体検査証明書が必要になるため、英語表記のものを忘れずに発行してもらいましょう。
シンガポールに犬や猫を連れていく場合、輸入許可証の申請をする前に動物・獣医サービス事務局(AVS)からライセンスを取得しなければなりません。ライセンス取得費用は、有効期限や避妊・去勢の有無に応じて大きく異なります。
なお、シンガポール入国後、ライセンスを更新せずにペットを飼ってしまうと、最大5,000SGD(約55万円)の罰金が科されるため、更新は忘れずに行いましょう。
ライセンスが取得できたら、GoBusiness Licensingから輸入許可証の申請を行いましょう。申請にあたっては、狂犬病の予防接種証明書と抗体検査証明書、ペットの全身写真、ライセンス番号、避妊・去勢証明書(必要に応じて)の提出が求められます。
日本の空港から出発する際などに健康診断書の提出が必要となるため、事前に動物病院で受診し、英語の診断書を発行してもらいましょう。
輸入許可証を取得したら、出国予定日が決まった段階で日本を出国するために必要な輸出検疫証明書の取得申請を行いましょう。申請には、これまで取得してきた各種証明書等の原本が必要で、輸出入・港湾関連情報処理センター(NACCS)のシステムを通じてオンライン申請が可能です。
シンガポールに入国したペットは、まず検疫を受ける必要があります。そのため、事前にシンガポール食品庁(SFA)のサイトを通じて、到着日の検疫所の予約をとっておかなければなりません。
日曜日や祝日は検疫所が休みであり、この日に到着するフライトだと当日のうちにペットを引き取ることができないため、注意が必要です。また、検疫所の営業時間外に到着するフライトも避けた方が良いでしょう。
日本とは社会制度や文化、宗教などが異なるシンガポールでは、日本人にとっての当たり前は必ずしも通用しません。ペットとの生活においてもそれは同様で、ここでは現地で困らないためにも最低限知っておきたい注意点をご紹介したいと思います。
日本では、ケージに入れていれば電車や路線バス、タクシーなどの公共交通機関にも、特に問題なくペットを乗せることができると思います。一方、シンガポールでは、たとえケージに入れていても電車と路線バスにはペットを乗せることができません。
一方、タクシーの場合には運転手次第ではありますが、シンガポールでもペットと同乗できることが多いです。ただし、シンガポールの人口の2割程度を占めるイスラム教徒が運転手だった場合、宗教上の理由から犬の乗車は断られやすいです。
とはいえ、現在は配車アプリ「Grab」などがペット飼い主向けのオプションサービスを提供してたりするため、自家用車がなくてもそこまで心配する必要はないと思います。
「Fine City(罰金の街)」とも呼ばれるシンガポールでは、ペットの飼い主に対しても様々な罰金制度が設けられています。
例えば、公共の場で飼い主が糞尿を放置した場合や、ペットが公共物や植物を傷つけた場合などには最大1,000SGD(約11万円)の罰金が科されます。また、認められていない公共の場でリードを付けずに散歩した場合や、ペットが人を怪我させた場合などには最大5,000SGD(約55万円)の罰金が科されます。対象は多岐に渡るため、事前にしっかり確認しておきましょう。
ここまで見てきたように、シンガポールでペットとの新生活をスタートさせるためには、どうしても面倒な手続きは必要になってしまいます。しかし、その分、大切なペットと一緒に過ごす現地での時間は、より特別なものになるのではないでしょうか。
そこで最後に、緑豊かな公園やペットフレンドリーな施設が充実しているシンガポールの中でも、特にペット連れの方におすすめな人気のお出かけスポットを5つご紹介して終えたいと思います。
愛犬や愛猫と一緒に、シンガポールでのリラックスしたひとときをお楽しみいただければ幸いです。
シンガポールの東海岸に広がる「イーストコースト・パーク」は、ペットとのお出かけに最適な場所のひとつとして知られています。広々とした芝生エリアやビーチ沿いの遊歩道は、愛犬と一緒に散歩を楽しむのにぴったりです。
Parkland Green付近にあるドッグランではリードを外して遊ばせることもできるため、週末にはペットを連れた家族で賑わいます。海風を感じながら過ごす時間は、ペットにとっても飼い主にとってもリフレッシュのひとときとなるでしょう。
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中部ビシャンエリアにある「ビシャン・アン・モー・キオ・パーク」は、62ヘクタールの広大な敷地を持つペットフレンドリーなスポットです。大小の犬用に分かれたドッグランがあり、ペットのサイズに合わせて安全に遊ばせることができます。
緑豊かな歩道や小川沿いの散歩コースは、ペットとのんびり歩くのに最適。水飲み場も整備されているので、長時間のお出かけでも安心です。近隣にはペット同伴OKのカフェもあり、散歩後の休憩も取りやすいです。
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ユネスコ世界遺産に登録された「シンガポール植物園」は、美しい自然の中でペットと過ごしたい方にぴったりの場所です。熱帯植物や湖が広がる園内は、ペットと一緒にゆったり散策するのに最適。ただし、リード着用がルールですのでご注意ください。
芝生エリアでのピクニックや木陰での休息は、ペットとの穏やかな時間を演出します。都心に近い立地ながら、自然を満喫できる点が魅力です。
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マリーナエリアにある「マリーナ・バラージ」は、開放的な芝生とスカイラインビューが楽しめるスポットです。ペットと一緒に広場を歩いたり、風を感じながらリラックスしたりするのに適しています。
週末には凧揚げを楽しむ人も多く、ペットが走り回る姿を眺めながら過ごす時間が心地よい場所です。水辺には入れませんが、広場でのびのび遊ばせることができます。
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セントーサ島に位置する「タンジョン・ビーチ」は、ペットとビーチタイムを楽しみたい方に是非訪れてほしい場所です。白い砂浜と穏やかな波が特徴で、ペットと一緒に海辺を歩いたり夕陽を眺めたりするのにぴったり。
特定の時間帯にはリードを外して遊ばせることも可能なので、事前にルールをご確認ください。ビーチ沿いのペット同伴可能なカフェで、軽食を楽しむのもおすすめです。
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投稿更新日:2025年03月04日
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